さて、どちらへ行かう風がふく

主にバイクなブログ

地球を揺らす

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学生時代、最初に乗ったのはJAZZだったのだけど、ある日、広小路線(東山通りが正しい?)の覚王山過ぎた辺りで、後ろから爆音とともにバイク🏍

生ガスを度々吐き出し、バックファイアを光らせながら進むそのバイクについて行くと、長久手線の途中の信号待ちで声をかけられる。

で、そのまま青少年公園(その後、愛・地球博の会場となり、今度ジブリパークだかも追加されるとこ)の交差点を左折して、瀬戸の端っこにあった、その人の行きつけのサ店にて、レモンティーをゴチになり、帰路に着く際、『試しに、お互いのを乗り換えて、チョイと走ってみる?』というご提案を頂き、条件違反の、いや、無免許か?のまま、その人のサヴェージ650を走らさせてもらった。

しかし、スロットル開けて進んだ瞬間に、全ての視界が振動(手塚治虫大先生様の漫画に出てくる、あの表現が一番近いかな)してビビってしまい、100mも走らずにギブアップ。

この記憶が、鉄馬に初めて『お前は揺らされるだけで、揺らすことは出来ない』と洗礼されたモノとなった。

昨日の足柄SA以降、新東名は巡航速度が皆早く、躊躇しながら安全運転。

で、新清水JCTを誤って通過してしまい、新静岡だかで一旦下りて、そこからまた新東名に入り直し、帰路方向を目指す。

容量7リットルのタンクでは、最長でも120km程しか走れてないのだが、一先ず、足柄SAで再び給油する事に決めて、新東名の車たちの流れに合わせるコトに。

80km/hあたりから、既に左のミラーの視界は全て振動でブレるZERO FIGHTERなのだけど、どこまで耐えられるか、試しにベンツの後ろについて露払いをお願いし、追尾を続ける。

10×16くらいまで行くと、前方の視界も、両方のミラーも、全てを「揺らしている」状態。

それに加え、ギャップでホップするのと、風を全て受けてスェーバックさせられて、スロットルから手が捥がれそうになるのとで、ここらが自分の技量では限界と悟り、気の済んだ辺りからは、再び安全運転に戻る。

車では、10×22くらいまで行くと、流石に上半分の視界が線形になった体験はあるのだけど、ZERO FIGHTERは線などにならず、全てが小刻みに波打つのみ。

そして、後から思い出したのが、あのサヴェージで味わった振動の記憶。

あれから31年ちょっと。

時間がかかったが、ようやく俺も「地球を揺らす」コトが出来るようになりましたとさ。

 

ま、とにかく、安全運転で行こう、うん😅